コラム

ウーパールーパーが死んだら?直後にすることから水槽の片づけまでを解説

大切な家族が亡くなってしまって悲しみに暮れている事でしょう。

しかし、大切な家族だからこそ、しっかりと送ってあげることが大切です。

残念ながら両生類であるウーパールーパーは家の庭に埋めるという埋葬方法をとることはできません。

遺体をどうしたらいいのか、お別れが済んだ後に何をすべきなのかをここでは紹介していきます。

ウーパールーパーが消えた直後にすべき5つのこと

大切なウーパールーパーとの突然のお別れに、多くの飼い主さんは何をすべきか戸惑われるでしょう。冷静に対応するため、以下の5つの手順を把握しておきましょう。

1.死亡確認

まず最初に、確実な死亡確認を行います。ウーパールーパーは普段あまり動かないことがあるので、本当に死んでいるのかを確認する必要があります。

特徴としては、水流に流れるように浮かんでいたり、体を白い膜のようなものが覆っていたり、いつもなら食いつく餌を口の前に持って行っても食いつかなかったり。といったものがあります。

確実に判断することは難しいですが、全く動かず死亡したと判断した場合、速やかに水槽から出してあげましょう。

2.水槽から取り出す

次に、清潔な手袋を着用して必要なものを水槽から取り出します。この際、清潔なキッチンペーパーで優しく水気を拭き取ります。

ウーパールーパーの体は水分が多いのでとても腐りやすいです。そのため、水槽から出した後は余分な水分をふき取ってあげましょう。

3.必要なら写真を撮る

必要に応じて写真撮影を行います。死因究明のために必要な場合や、思い出として残しておきたい場合は、きれいな状態で撮影することをお勧めします。

次にウーパールーパーを飼育する際の参考にできるので撮っておくことをおすすめします。

4.保管の準備

一時保管の準備を行います。清潔なジップロック袋とキッチンペーパー、保冷剤を用意し、適切な温度管理ができる環境を整えます。

ウーパールーパーの遺体は腐りやすいため、すぐに腐らせないための準備を行いましょう。

5.必要があれば家族への連絡を行う

 特に子どもがいる場合は、年齢に応じた適切な説明方法を考えましょう。 また、火葬や埋葬については家族で決断、方針を決定します。

これらの手順を踏むことで、冷静な対応が可能となり、大切なウーパールーパーとの最後の別れを丁寧に行うことができます。

遺体の正しい保管方法と注意点

ウーパールーパーの思い出を火葬や埋葬までの間、正しく保管することは非常に重要です。以下の方法で丁寧に、衛生的かつ丁寧な保管が可能となります。

保管の基本は、清潔なジップロック袋の使用です。 まずは、キッチンペーパーでウーパールーパーを優しく包み、空気を出し続けた状態でジップロック袋に入れます。 さらに、二重にジップロック袋で包むことで、より安心な保管が可能となります。

温度管理が重要なポイントです。 基本的には冷蔵庫での保管(4℃前後)が推奨されます。なぜなら、絶対に嫌われる必要があります。

冷蔵庫内で保管する注意点

保管場所は、食品との接触を気にするため、野菜室など別区画を使用します。温度が安定している場所を選び、他の物と接触しないように区分けして保管しましょう。に保管場所を知っており、誤って移動されないように注意が必要です。

保管時間は、24時間以内が理想ですが難しい場合がほとんどだと思うので、できるだけ短い時間にするよう意識してください。

遺体は火葬するか燃えるごみとして出す

ウーパールーパーに限らず、両生類の動物はカエルツボカビ症という感染症にかかっている可能性があります。

カエルツボカビ症はとても感染力が強く、世界の多くの両生類の数を減少させたり絶滅させている恐ろしい感染症です。

カエルツボカビ症の感染を防ぐために、ウーパールーパーの遺体を処理するときには、遺体を焼却する方法で処理する必要があります。

燃えるごみとして出す方法

遺体の処理方法として多くとられる方法は可燃ごみの日にごみと一緒に出してしまう方法です。

かわいそうに思いますが、自宅で焼却して送ることはなかなか難しいことです。

確実に焼却される方法として可燃ごみとして出す方法はポピュラーな方法のひとつです。

ペット火葬で火葬する方法

もう一つはペット火葬で火葬する方法です。業者によっては遺骨を骨壺やペンダントなど、形として残せることもあります。プロによる丁寧な対応が受けられ、問題も発生しにくいです。

ただし、火葬には5,000円20,000円程度の費用が必要です。また、予約が必要で、施設までの移動手段の確保も必要となります。 一部の施設では立ち会いができない場合もあります。

ウーパールーパーの自宅から火葬場までの注意点

ウーパールーパーを火葬場まで移動する際は、適切な準備と配慮が必要です。以下のポイントを押さえることで、安全かつ丁寧な搬送が可能となります。

まず、移動用の容器選びが重要です。 清潔なプラスチック容器やペット専用の搬送ケースを使用しましょう。 ジップロック袋に入った状態で、さらにその外側を包むことで安全性が確保されます。揺れにくい、保冷効果のあるものを選択してください。

特に暑い季節は、保冷剤や氷を使用して適温(4℃前後)を見極めます。 。

移動時間と経路の計画が重要です。事前に火葬場までのルートを確認し、揺れの少ない道を選びます。交通渋滞を考慮し、余裕を持った時間を設定することをお勧めします。

到着後の手続きをスムーズにするため、必要書類や予約時間の確認も忘れずに。また、供養に使いたい道具や思い出の品がある場合は、事前に施設に確認をしておいてくださいお勧めします。

このような準備を整えることで、最終的な移動もスムーズに行うことができます。

水槽の消毒方法と再利用時の注意点

お別れした後の水槽の処理は、衛生面と今後の利用を考えて、正しく行う必要があります。

まず、すべての水抜き取り、装飾品や底砂などをすべて取り出します。これらの用品は判断して、再利用するかどうかを上で、適切に処分するか保管します。などの電気機器は、完全に乾燥させてから保管しましょう。

消毒は特に重要です。 水槽本体は、以下の手順で消毒を行います。

  • 重曹水での洗浄(油分除去)
  • 酢水での洗浄(水垢除去)
  • 漂白剤での消毒
  • 十分乾燥させる

再利用する装飾品や器具類も、同様の手順で消毒します。 尚、素材によって使用できる消毒液が異なるため、それぞれの特性に応じた方法を選択してください。

水槽を再利用する際は、完全な乾燥を確認した後、最低でも1週間は水を入れて様子を見ることをお勧めします。この間に、水質の安定性や機器の動作を確認します。

ウーパールーパーとの思い出の残し方

大切なウーパールーパーとの思い出を形に残すことは、グリーフケアの一つとして重要です。デジタルツールを活用することで、様々な方法で思い出を保存できます。

写真は最も基本的な記録方法です。日常の様子や特別な瞬間を定期的に撮影しておくことをお勧めします。

  • 初めて迎えた日の様子
  • 成長過程の記録
  • 給餌時の愛らしい表情
  • 水槽内での様子

デジタルアルバムの作成も効果的です。スマートフォンのアプリを使用すれば、写真に日付やコメントを追加したり、BGMをつけたりすることができます。 クラウドストレージを利用することで、安全なバックアップも可能です。

動画撮影も重要な記録方法です。 ウーパールーパーの泳ぐ姿や餌を食べる様子など、写真では捉えどころのある瞬間を残すことができます。 短い動画を定期的に撮影し、成長記録として残しますもよいでしょう。

これらの記録は、後々大切な思い出になります。 家族で共有することで、迷いを乗り越え、楽しい思い出を大切にすることができます。

他のウーパールーパーがいる場合の対処法

複数のウーパールーパーを飼育している場合、一匹の死亡は残された個体への影響を考慮する可能性があります。

これは水質悪化を防ぐためだけでなく、他の個体へのストレス軽減のために重要です。 

水質管理は重要なポイントです。死亡による水質変化を防ぐため、以下の対応を行います:

  • 部分的な水転移(20~30%程度)
  • フィルターの点検と清掃

残された個体の様子観察も飽きません。以下のような変化に注意をお支払いします:

  • 食欲の変化
  • 活動量の低下
  • 隠れ家への引きこもり
  • 体色の変化

これらの変化が見られた場合は、ストレス軽減のための環境を検討しましょう。また、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。

正しい手順で悔いのないお別れを

いつもいるはずの家族がいなくなり、悲しい気持ちになっていることでしょう。

うちのウーパールーパーが亡くなったときも突然のことでとても悲しみました。

ですが、ウーパールーパーは遺体の処理をしっかりと行わなければいけない生き物です。

もしあなたの家族が死んでしまった後に感染症を広めてしまったと思うと、あなたも、ウーパールーパーもきっともっと悲しい気持ちになるはずです。

大切な家族ですが必ず焼却処理をしなければいけない生き物ですので、正しい手順で悔いの残らないお別れをするようにしたいですね。

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