ウーパールーパーは肺呼吸とエラ呼吸の両方ができる。
ウーパールーパーは肺呼吸はできない。
様々な意見が分かれているウーパールーパーの呼吸方法ですが、本当はどちらなのでしょうか?
このページでは、ウーパールーパーの呼吸方法について紹介します。
エラ呼吸が基本

ウーパールーパーには立派なエラがついていますよね。
体の外にあるエラは外鰓(がいさい・そとえら)と呼ばれ、ツノのようにも見えますがこれは立派なエラの役割をしています。
観察していると、エラが縮んだり開いたりと動いているのがわかると思います。
そう、ウーパールーパーがエラを動かしているときは、呼吸をしているんです。
肺呼吸はしない?

ウーパールーパーは基本的にエラ呼吸で呼吸します。
ですが、肺で呼吸をしないわけではありません。
どちらでも呼吸ができますが、水の中にいる時間の方が長いためにエラ呼吸メインで生活していることが考えられます。
なので、あまり良いとは言えませんが水換えをする時や塩浴をするときなど、水槽からうぱちゃんを出して作業をする場合にもエアレーションなしで過ごすことも可能です。
普段エラ呼吸をしている分、ウーパールーパーには負担をかけてしまう可能性がありますが、、、
エラの機能が衰退してしまい呼吸困難になり体調不良が出る可能性もあるので、合ったほうが良いかなくても良いかと聞かれればエアレーションはあったほうが良いでしょう。
呼吸だけじゃないエアレーションのメリット

エアレーションを使って水中に空気を送ると、ウーパールーパーは水中で呼吸しやすくなります。
これ自体は肺呼吸もできるウーパールーパーに必ず必要なものとは言いませんが、あると呼吸がしやすくなるのは確かです。
また、エアレーションを使うことで
- 水質悪化を防ぐ
- 水温の上昇を防ぐ
といったメリットがあります。
水質悪化と水温上昇を防ぐ
エアレーションを使うことで水中に水流を作ることで水質悪化を遅くするというメリットがあります。
また、ぶくぶくと泡を水面に出すことで水槽の水が蒸発しやすい状態になるので、夏場の水温上昇を抑える役割も担ってくれます。
水の蒸発が早くなるので水量の管理が頻繁にはなりますが、このデメリットを差し引いてもウーパールーパーを飼育する上でエアレーションを使用することはメリットが多いと判断して良いと思います。
エアレーションにはろ過装置が付いているものと、エアストーンを使用して空気のみを供給するものがあります。
ウーパールーパーが小さい時にはろ過装置が付いているものを使用し、大きくなって水槽を変えるときにろ過装置とは別にエアストーンを用意するというような使い方をすると良いと思いますよ。
ちなみに、エアストーンは必須のものではありませんが、泡が細かく鑑賞するときに水槽内が綺麗に映えるメリットがあります。
エアストーンに着けるエアポンプがない場合は、ポンプ付きのこちらもチェックしてみてください。
肺呼吸のみの体に変態することもある

画像引用元:生き物の魅力WORIVER
ウーパールーパーは飼育方法によっては成体に変態し、肺呼吸のみで生活する体になることがあります。
幼体成熟(ネオテニー)であるウーパールーパーが陸上で生活できるように進化した姿です。
この体になると、エラはなくなりエラ呼吸ができなくなります。
また、呼吸の方法だけに変化があるわけではありません。
変態をすることで体のエネルギーを大量に使うため、寿命も縮んでしまうのです。
ウーパールーパーは基本は水の中で生活し、エラ呼吸をする生き物だということを忘れないようにしましょう。
肺でもエラでも呼吸はできます
ウーパールーパーは肺でもエラでも呼吸はできます。
しかし、メインとなる呼吸器官はエラです。
そのため、肺呼吸に頼るような飼育の仕方はあまりおすすめできません。
ウーパールーパーが生活しやすい環境で飼育してあげるようにしてください。