病気や怪我をしたら

塩浴の効果|ウーパールーパーの体調不良は薬浴と塩浴のどっちがいい?

ウーパールーパーの体調が悪くなった時に行う塩浴や薬浴。

特によく行われるのは塩浴ですよね。

でもこの塩浴、ウーパールーパーは元気になるけど、どうして元気になるのか知っていますか?

このページでは、塩浴の効果と、加えて薬浴の効果についても紹介していきます。

塩浴の効果

塩浴の効果は「体の浸透圧調整に使う体力を体の回復に使うことで体調の回復を早める。」というもの

つまり、無駄な体力消費をなくして、体調の回復に専念できるようにしてあげるというのが塩浴の目的となっています。

そんな塩浴は「怪我」「病気」どちらの症状にも効果を発揮するものなので、私たち飼い主にとって救世主のような存在でもあります。

塩浴で最も重要なのが、塩分濃度を調整することで変化する浸透圧調整の負担です。

※塩浴は病気や怪我がなんでも治る魔法の治療法ではありません。あくまでウーパールーパーの自然治癒力を高めるものです。ウーパールーパーはもともと自然治癒能力が高いので、塩浴をすればある程度の体調不良はすぐに良くなりますので勘違いしがちですが、なんでも治してくれる方法ではないことを覚えておいてください。

塩浴で浸透圧調整を楽にする

ウーパールーパーの体の細胞の塩分濃度は0.65%だといわれています。

そのため、塩分濃度0の淡水の中で生活をしていると、淡水が体の中に入ってしまうという現象が起きてしまうのです。

ウーパールーパーは、そんな体の中にしみ込んだ水分をおしっことして体の外に排出しているので、水分を異常に吸収したふやけた状態にならずに済んでいるんですね。

塩浴では、水分中の塩分濃度をウーパールーパーの体の塩分濃度と同じくらいにすることで体の中にしみ込む水の量を減らして、浸透圧調整にかかる体力を減らしてあげることが重要になるわけです。

そんな塩浴に最適な塩分濃度は0.5%。

本来ならウーパールーパーの体と同じ0.65%の塩分濃度にして浸透圧調整の負担を0にするのが理想なのかもしれません。

ですが、0.65%の塩分濃度で塩水を作った際、万が一塩分濃度が0.65%を超えてしまった際に、ウーパールーパーの体内から水分が染み出てしまうという現象が起きてしまいます。

塩分が濃すぎることでウーパールーパーの命を奪ってしまう可能性があるので、塩浴をする際には塩分濃度を0.5%にして行うようにしましょう。

薬浴の効果

薬浴の主な効果は細菌感染の治療や病気の治療、寄生虫の治療です。

そのため、基本的には怪我の治療には使えません。

薬浴が必要なほど病気で弱っている場合には病院に連れて行った方が良いといえますが、自宅で治療をするのであれば活用できるものです。

ウーパールーパーは薬浴に弱い

ウーパールーパーは他の魚類と比べて薬浴に弱い生き物です。

そのため、薬浴をする際には最新の注意を払って行う必要があります。

薬浴は病気の治療に効果的な対処ではありますが、何の病気かをしっかりと判断して適切な薬剤を使用するようにしてください。

まずは用法用量をしっかりと理解し、記載の量よりも少ない量から始めるようにしましょう。

少量の薬剤から少しずつ慣れさせていき、問題なければ既定の量を使用するようにしてください。

適切な薬剤であればウーパールーパーは元気になるはずです。

薬浴より塩浴がおすすめ

ウーパールーパーの体調不良は基本的に水質をきれいに保ち、餌を控えることで回復することが多いといえます。

これは、ウーパールーパーの持つ強い回復力が適切な環境であれば十分に発揮するからです。

そのため、ウーパーズどっとこむでは薬浴よりも塩浴の方が体調を回復させるのに向いていると考えています。

幸いなことに我が家のウーパールーパーは薬浴をしないでも健康を保つことができていますが、塩浴は必要に応じて行っています。

病気が悪化する前に塩浴で回復させてあげると大きな病気は防げると思います。

水質の管理や餌の管理などをしっかりと行うことでウーパールーパーの体調不良はほとんど防ぐことができるので、まずは体調不良にならないようにしっかりと管理してあげましょう。

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