ウーパールーパーは共食いをしてしまう生き物です。
これは、野生のウーパールーパーが自分の生存率を上げるために、自分よりも小さな生き物を食すことが原因だと考えられます。
そのため、私たちの飼っているウーパールーパーも、成長期である子供の頃は自分よりも小さな生き物を餌と認識してしまうので共食いを起こしてしまうのです。
そんなウーパールーパーの共食いを防ぐためにはどうしてたら良いか。
共食いをしてけがを負ってしまったウーパールーパーをどのようにお世話したら良いのかをここでは紹介していきます。
我が家のウーパールーパーの共食いの原因
我が家では現在2匹のウーパールーパーを飼育しています。
ですが、2年間飼育してきて、先日初めて共食いが起こってしまいました。
今回の共食いの原因として考えられるのは
- 餌をあげる期間が空きすぎてしまった
- 引っ越しをしたことによるストレス
この2点です。
我が家のウーパールーパーはアダルトではありますが、空腹とストレスが重なったこと、また、1匹が凶暴になり1匹が弱ってしまったことが原因で共食いが起きてしまったと考えています。
引っ越しを始めとする様々な手続き等で忙しかったとはいえ、今回の共食いを発生させてしまったのは面倒を見切れなかった私の責任です。
アダルトになっても共食いをする理由
ここからは私の憶測になってしまいますが、アダルトになっても共食いしてしまう理由として考えられるのは「極度の空腹やストレス」だと考えられます。
子どものウーパールーパーの共食いの原因が自身の栄養補給であるように、アダルトサイズになっても空腹に耐えれなかったり、いつもなら問題ない空腹の状態でもストレスを感じていることによって凶暴化したのではないかと考えられます。
我が家の食われてけがをしたウーパールーパーは引っ越しのストレスで体調を崩して食欲が落ち、体が小さくなり始めていました。
その結果、体の大きい方のウーパールーパーが共食いをしてしまったのだと思います。
弱った子の塩浴を始めようかと考えていた矢先の出来事で、もっと早く隔離してあげるべきだったと本当に後悔しています。
共食いの怪我は再生する
我が家で起きた共食い事件は、実際のところ「喰われた」わけではありません。
体の大きなウーパールーパーが小さいウーパールーパーの左前足をかじり、左手が死んだような状態になってしまったのです。
そのため、共食いが起きてから3日ほどはウパの手の先に「喰われた手」は付いている状態でした。
ですが、血の通っていない手は日に日にふやけていって、このまま腐ってしまうのではないかと心配していました。
ですが喰われてから3日後に死んでしまっていた手はウパの体から離れ、壊死した手が体を侵食してしまうという事態を避けることができました。
共食いでなくなった手足やしっぽは大体の3ヶ月程度で手の形をしたものが生え始めるようです。
まだ共食いが起きたばかりで我が家ではどれくらいで生えてくるのかを確認していませんが、こちらも順次報告できたらなと思っております。
怪我をしたウーパールーパーの対処
共食いが発生して怪我をしたウーパールーパーがいる場合、まずは水を清潔に保つことが重要です。
水が腐っていたり汚れたりしている場合、けがをした部位がミズカビ病になってしまい怪我をした部位の再生がうまくいかないことがあります。
水換えはウーパールーパーに少なからず負担をかけてしまいますが、それでも清潔な水を保つことが大切です。
また、けがをしたからと言って薬浴を行うのはやめてください。
ウーパールーパーは薬に弱い生き物なので、怪我をして弱っているときに薬浴をしてしまうと体に大きな負担をかけてしまう場合があります。
共食いで怪我をしたら赤虫がおすすめ
ウーパールーパーは自然治癒能力の高い生き物なので、住みやすい環境と栄養価の高い食事を与えてあげれば回復の手助けをすることができます。
そこで役立つのが赤虫です。
固形の餌も栄養満点ですが、赤虫なら栄養豊富なうえ、ウーパールーパーの血肉を作るのを助けてくれます。
私たちがお肉を食べて血肉を作るのと同じですね。
共食いは気を付ければ防げる
ウーパールーパーの共食いは
- 子どもの時に多頭飼いしない
- 空腹の状態にしない
- 怪我をするような尖ったレイアウト物を置かない
小さなときに同じ水槽で多頭飼いしてしまうとウーパールーパーは共食いをしてしまう危険性があります。
アダルトになるまで1つの水槽での多頭飼いは避けるようにしましょう。
また、アダルトのウーパールーパーでも、空腹の状態が続いてしまうと共食いをしてしまう恐れがあります。
適度にご飯を上げて、共食いをしてしまう危険性をなくしてあげましょう。
そして最後に、尖ったレイアウトを避ける事。
尖った岩のレイアウトなどはウーパールーパーが引っかかってびっくりしてしまう可能性があります。
びっくりしたウーパールーパーはパニックになって他のウーパールーパーにかみついてしまう可能性があるのです。
このように、共食いは気を付けていれば防ぐことが可能です。
共食いを防いで、仲良く元気なウパちゃんたちと毎日を過ごしたいですね。